赤とんぼフェローシップは、アメリカ合衆国に在住していない若手視覚芸術家に、最長3ヶ月間のニューヨーク市での芸術活動の従事や、他の芸術家と切磋琢磨する機会を提供しています。

2017年 受賞者

メイカーズ・ダンス・カンパニー

メイカーズ・ダンス・カンパニーはアメリカン・バレエ・シアターのソリストであるアレクサンドル・ハムディ氏によって2017年に設立されました。現在の団員はアメリカン・バレエ・シアターのコール・ド・バレエのメンバーで構成されており、ダンサーは中国、フランス、日本、韓国など世界各国から集まっています。メイカーズ・ダンス・カンパニーはクラシックバレエの美しさや虚しさにモダンバレエのアイディアやダンスを融合させることに挑戦しており、そのレパートリーはおとぎ話や小説、史実からインスピレーションを得たものになっています。おもむき財団はメイカーズ・ダンス・カンパニーに依頼して2017年のファイヤーアイランド・ダンスフェスティバルのプレミア最初にマヌエル・ヴィノール氏が振り付け担当をした『Tatakai』を披露していただきました。

 

2016年 受賞者

ファンイー・シュー&アーティスト

台湾生まれのシュー氏はマーサ・グレアム・ダンススクールの元プリンシパルダンサーです。彼女は今日、マーサ・グレアムの技と伝統を最も体現しているダンサーとしてニューヨークタイムズから賞賛されており、2005年台湾でPresident’s Order of Brilliant Starや、2007年台湾でNational Award for the Arts、2008年にはダンス専門誌『バレッタンツ』より「傑出した女性ダンサー」に選ばれるなど多くの賞を受賞しています。彼女はアジア人で初めてバリシニコフ・アートセンターのアーティスト・レジデンシー・プログラムに選ばれました。そして彼女は、自身のダンスに対する情熱と経験をこれから活躍する若手ダンサーと共有するためにファンイー・シュー&アーティストを設立しました。おもむきグラントは2016年7月に開催されたショー氏によるクリエーション・ウィークに資金を提供しました。このイベントでは台湾、中国、韓国そしてモンゴルから12人のダンサーが集まり、これを機に彼らは同年11月に中国国家大劇院で二夜連続パフォーマンスを披露しました。

 

チェンハオ・チャング
チェンハオ・チャング氏は台湾で最も前途有望なダンサーの一人です。彼は元Bulareyaungダンスカンパニーのメンバーで、2011年に2人の弟と設立したチャングダンスシアターのために独自のダンスを創作しました。同年の初舞台ではツォンラング・チェン氏による振付を披露し、台新芸術賞を受賞しました。チャング氏は2014年に文部科学省の支持を得て、アメリカン・ダンス・フェスティバルで開催された振付家の国際合宿に参加しました。そして、そこでチャング氏の最初のソロ作品「Hui」を作り上げました。「Hui」はそれ以来、アジアやヨーロッパで開催される多数の国際ダンスフェスティバルで披露されています。私たちの赤とんぼフェローシップとアジアン・カルチュアル・カウンシルによる資金援助はチャング氏に2016年12月より半年間ニューヨークに滞在し、ダンス鑑賞やレッスンやワークショップを受講すること、そして多様性のある環境で受け継がれ演じられてきたダンスの流派を観察することを可能としました。

 

2015年 受賞者

西原尚氏
西原尚氏は、日本を拠点に、韓国、ドイツ、台湾など各国で作品を発表してきた、サウンドデザイナー、彫刻家、演奏者です。西原氏は東 京藝術大学にてサウンドエンジニアとして音楽を専攻した後、同大学院においてインターメディアアートを研究。その際、ニューヨークに拠点をおく前衛的な組 織「エクスペリメンタル・インターメディア」のディレクター、およびミニマリスト作曲家、マルチメディア演奏者として知られるフィル・ニブロック氏と出会 いました。以来、西原氏は音と彫刻を融合させた作品を制作しています。「赤とんぼフェローシップ」は、「アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)」 の個人フェローシッププログラムにてニューヨークに渡航する西原氏の活動の一部を支援します。音楽や越境的なメディア芸術の調査とともに、82歳になる フィル・ニブロック氏とのコラボレーションを通じた経験を西原氏は日本にもちかえってくれることでしょう。

 

赤とんぼのアイコン

赤とんぼのアイコンはマサチューセッツ州のチャールズタウンにあるスマッジインクの創設者のケイト・サルビアとデイブ・バスティーンによって丁寧にデザインされ、またおもむき財団に寄付されました。